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保育士が保育園を円満に退職するための注意点

保育士転職知識

この記事では保育士が保育園を円満に退職するための注意点についてまとめています。

これから退職を控える人などは参考にしてみてください。

退職理由はポジティブな内容に

保育園を円満に退職するための一つ目のポイントとして、退職理由をポジティブな内容にするという点があります。

ネガティブな理由をあげてしまうと、環境改善を理由に引き止められる可能性が出てきます。

園の方針が自分の考えと合わないと感じている場合、人間関係に不満を抱えている場合でもそのまま伝えるのはリスクがあったりします。

キャリアアップのために色々な方針の園で働きたい、新たな環境に身を置くことで経験を積みたいなどとポジティブな理由に変換して伝えるのが良いでしょう。

現在働いている園には不満がないけれど、自分のために他の場所で働いてみたいと伝えることで引き止められる要因をなくしておくのが良いでしょう。

退職を決意したら安易に翻さない

一度決意したのであれば、退職の意思を安易に翻さないようにすることも重要です。

申し訳なさから、引き止められるとハッキリ断ることができなくなってしまう人も少なくありません。キッパリ辞めると宣言できず、曖昧な態度になってしまうケースもありますが、これは結果として自分も嫌な気持ちになり、退職先にも迷惑になる可能性が高くなります。

退職の決心をしたのであれば新しい職場でのこれからのことを考えるようにし、安易に決意を翻さないようにしましょう。

もちろん引き継ぎなどの必要な仕事はこなし、辞めるまでは今まで通り子供たちと接する必要があります。やる必要があることはやらなければなりませんが、退職しないほうが良いのだろうかなどと悩むのは意識的にやめるようにしましょう

曖昧な態度は強く頼めば考え直してもらえるだろうと思わせる原因になりますし、辞めないと言っていたなどと主張されて揉める可能性もあるので要注意です。

退職日をしっかり決めてから伝える

退職日をしっかりと決めてから辞めることを伝えるのも大事です。

何か月前に申し出なければならないなどのルールが決まっていることが多いので、園内のルールなどを確認した上で自分で退職日を自分の意思で先に決めましょう。

保育園側の都合の良いとき、数ヶ月以内くらいで辞めたいなどの中途半端な伝え方は望ましくありません。何月何日に退職させてくださいとハッキリ伝えるのが良いでしょう。

明確な日にちを提示しておかなければ、いつまで経っても退職ができないという事態もあり得ます。

明確な日にちを堂々と伝え、考えを曲げないようにすることが大切です。

退職の意思は然るべき人に伝える

退職する意思は然るべき人に自分の口から伝える必要があります。

上司や園長には必ず自分自身の口で告げることが大事です。言いやすい人だけに先に伝えるなどすると、知らないところから情報が伝わり拗れる可能性があります。

伝えやすい人から伝えていくのではなく、然るべき相手に正しい順番で伝えることが重要です。一般的には直属の上司に最初に報告し、上司の判断を仰ぎつつ責任者クラスの人に伝えるようにしましょう。

上司から話が進まないというケースでは、直接園長などの人事権がある人に伝える方法もありますが、なるべく角が立たないよう注意を払いながら退職のステップを進めるようにしましょう。

直接話すのが苦手な場合はメールや手紙などで伝えたいと思うかもしれませんが、相手を不快な気持ちにさせないためにも正しい情報を伝えるためにも口で言うようにしてください。

上司や同僚への感謝や引き継ぎ、子供たちや保護者の方への感謝もしっかりと

円満な退職のためには、上司や同僚への感謝や引き継ぎもしっかりやりましょう

退職すれば関係が終わると思っているかもしれませんが、狭い業界なので将来的にまた一緒に働くことになるかもしれません。

一緒に働くことがなかったとしても、悪い噂を残してしまうと別の場所で働こうとしたときに悪評が伝わっている可能性もなくはありません。

どこに行っても働きやすい状況にしておくためには、しっかりと引き継ぎを行い感謝の気持ちを伝えてから退職するようにしましょう。

また、担当した子供や保護者の方へも感謝を伝えることも大切です。

子供や保護者と気持ち良くお別れをする目的もありますが、感謝を伝えたときにもらった言葉が自分の中で財産となることもあります。